④【知覚過敏】自分に合った歯磨き粉(歯磨剤)のお話
- 2022年6月22日
- 歯磨き粉
皆さん、こんにちは 😀
江東区住吉の渡辺歯科医院です。
そろそろ冷た~いアイス・かき氷など美味しくなってくる時期ですね♪
歯が凍みるのが恐くて食べられないという方いらっしゃいませんか?
前回に引き続き、歯磨き粉(歯磨剤)の特徴や種類、個人個人に合った歯磨き粉をシリーズでご紹介できたらと思います
「そもそも、知覚過敏ってなに?」
知覚過敏とは、歯の内部にある象牙質が刺激を受けた時に起きるものです。歯の構造は、表面に硬いエナメル質、内側に柔らかい象牙質がありますが、通常はエナメル質が象牙質を覆っているので痛みを感じません。
エナメル質は少しくらい削られても痛みを感じませんが、大きく削られたり溶けて薄くなったりした場合、刺激が強く伝わります。象牙質の構造は管状になっていて、刺激が神経に伝わりやすくなっています。何らかの原因で象牙質に刺激が伝わると、神経にも伝達して痛みを感じるのです。
「虫歯と知覚過敏の違いはあるの?」
虫歯の歯は叩くと痛みがありますが、知覚過敏は叩いても痛くありません。
また、虫歯は痛みが長く続きますが、知覚過敏は一時的なものです。
知覚過敏は、例えばこんな時に起こります。
●冷たい食べ物や熱い食べ物、甘い食べ物などを食べた時
●空気を吸い込んだ時
●口を開けていて風が強く当たった時
●虫歯治療で金属の器具が当たった時
●歯医者さんで歯石をとった時 …etc.
あまりに強い知覚過敏の症状がある方は一度診察された方が良いのですが、そこまでないのであれば知覚過敏用の有効成分が入った市販の歯みがき粉を継続して使うことで、症状を落ち着かせることも可能です。
薬用成分「硝酸カリウム」、「乳酸アルミニウム」配合
フッ化物1,450ppm配合
ホワイトニング前後のケアに最適
爽快感あふれる2種類のフレーバー
【メルサージュ ヒスケア】
容量:1本80g
香味:グレープフルーツミント、ソフトミント
(キシリトール配合・ラウリル硫酸ナトリウム無配合)
薬用成分
硝酸カリウム | カリウムイオン(K+)が歯の神経の周りで痛み(刺激)の伝達をブロックします。 |
---|---|
乳酸アルミニウム | 開口した象牙細管をふさぎ、刺激をブロックします。 |
ポリエチレングリコール400 | タバコのヤニを落とす効果があります。 |
フッ化ナトリウム | むし歯予防に有効です。1,450ppm配合。 |
β-グリチルレチン酸 | 歯周病予防に効果があります。 |
シリカ、結晶セルロース配合 | ステイン(黄ばみ・くすみ)除去効果のある2種類の清掃剤を配合しています。 |
「知覚過敏」は、歯医者さんで凍み止めのお薬を塗っても、直ぐに改善しない事が多いので、お家で出来るケアの1つとして毎日の歯磨き粉に凍み止めの薬用成分のある種類に切り替える事をオススメします◎
いかがでしたか?
凍み止めのお薬の入った歯磨き粉は、あまり美味しくない歯磨き粉が多いのですが(最近は改善傾向にあります)、今回紹介した「メルサージュヒスケア」は変な話、美味しいです!w
なので、継続して使っていただくのも苦ではないかと思いますよ◎
毎日の歯磨きが楽しみになればと思います(^^)/~♪
次回は、歯磨き粉とは少し異なりますがマウスピースや入れ歯の洗浄剤などについてお話し出来たらと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました♪