● 口の中の健康を守り、認知症を予防するためにも義歯が果たしている役割は大きい
● 保険適用の入れ歯と自費で作る入れ歯がある
● しっかりと継続的に手入れを行うことが重要
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皆さん、こんにちは! 😀
今回は【義歯(入れ歯)】のお話をしようと思います。
これから義歯を作ろうか考えている方や、既に義歯を使っているけれど新しく作り替えたいと考えている方などの参考になれば幸いです。
● 口の中の健康を守り、認知症を予防するためにも義歯が果たしている役割は大きい
● 保険適用の入れ歯と自費で作る入れ歯がある
● しっかりと継続的に手入れを行うことが重要
加齢に伴って虫歯や歯周病になりやすくなったり、歯茎の外傷などにより歯が欠けたり失ってしまうリスクが高まります。
なお、歯を失うことで下記のような問題が出てくるでしょう。
①食べ物を噛み砕けなくなる ②表情が変わる・歪む
③顎の力が弱くなる ④嚙み合わせが悪化する
⑤発音がしにくくなる ⑥認知機能が低下する
⑦噛む力が弱まり、体のバランス感覚を失う
歯は体の部位の中でも重要な役割を果たしているので、できる限り健康に保ち、必要に応じて義歯を活用することが重要です。
咀嚼することで脳に刺激を与えることができるので、義歯を作ることで認知症予防に繋がると言われています。
実際、認知症患者は義歯の相性が悪かったり流動食ばかり口にしているので咀嚼していないことがよくあります。
しっかりと噛めるようにコンディションを整え、食習慣を改善することで認知症が改善したケースもあるので、義歯が果たしている役割は大きいと言えるでしょう。
認知症予防を進めたい方であれば、義歯を調節して「噛む」動作を意識しましょう。
入れ歯には保険が適用されるものと自費で賄うものがありますが、違いについては下記の通りです。
|
保険の入れ歯 | 自費の入れ歯 |
---|---|---|
メリット |
●安価 ●比較的早くでき上がる ●修理が簡単にできる |
●素材を豊富な種類の中から選択可能
|
デメリット | ■素材がレジンに限られる ■壊れやすい ■見た目に入れ歯とわかりやすい ■口に慣れるまで違和感がある ■違和感があることがある ■咬む力が弱い |
■高額 ■作製に時間がかかる ■修理が難しい素材がある |
保険の入れ歯は治療費が安いメリットがありますが、自費のものと比べると耐久性や見た目で劣ってしまいます。
また、基本的にプラスチック製なので、不快感を感じやすく口の中で熱が伝わりにくいデメリットもあります。
一方で、自費の入れ歯は機能に優れており、見た目や素材が優れている点が大きなメリットです。
しかし、費用が高額になりやすくカスタイズできる反面、修理が難しい点には注意が必要でしょう。
義歯(入れ歯)は上記のイラストのように総入れ歯と部分入れ歯に分けられますが、総入れ歯は全ての歯を失ってしまった方向けで取り外し式が一般的です。
一方で、部分入れ歯は歯が無い部分に装着する入れ歯で、一般的に人工歯・義歯床・クラスプ(固定するバネ)で構成されています。
また、部分入れ歯は着脱可能でバネなどを利用して引っ掛けるものが主流ですが、残存する歯の保全や入れ歯のメンテナンスが随時必要になります。
それでは、ここまで読んで頂きありがとうございました。
義歯の作り替えやメンテナンスなど、気になる事やその他ご質問等あれば江東区住吉の渡辺歯科医院スタッフへお声かけ下さいね◎