歯石と食べ物の関係のお話。その②
- 2022年10月17日
- お知らせ
皆さん、こんにちは! 😀
前回に引き続き「歯石と食べ物の関係」についてですが、今回は少し踏み込んだ内容をお伝えできればと思います。
歯石は食べ物を食べなければつかない?
食べ物を食べなくても歯垢(プラーク)はつきます。お口の中に元々いる細菌たちのせいです。それらと唾液が合わさって石灰化し、固まったのが歯石です。なので食べ物を食べなくても、歯石はつきます。
例えば胃ろうなど、管を通して栄養を身体に送っている方(=経管栄養)でも、お口の中は汚れます。むしろ口から食べ物を食べることで唾液が多く分泌され、細菌が洗い流されるなど自浄作用が働きます。そのため口から食べ物を取っていない方ほど汚れやすいといっても過言ではありません。
食後どれくらいで歯石になる?
食べ物を食べた直後は、歯に汚れがついているようには見えません。歯垢(プラーク)は、食べ物を食べた後およそ4~8時間ほどで作られます。
歯磨きをしなかったり歯磨きしても磨き残しがあったりすると、その歯垢(プラーク)は歯石となり固まってしまいます。歯垢〜歯石になるまでの時間はおよそ48〜72時間(2〜3日)。
2〜3日間歯磨きしないという方は少ないと思いますが、歯磨きの癖や磨き残しやすい場所があれば、知らぬ間に2〜3日放置されて歯石となります。
歯石を取ると食べ物がはさまりやすくなる?
歯医者で歯石を取ってもらったことにより、歯と歯の間に隙間ができることも。
そうなると歯石を取る前よりも食べ物がはさまりやすくなりますよね。
そう思われる方もいると思います。しかし歯石は歯垢(プラーク)が固まったものであり、その歯垢(プラーク)は細菌の塊です。
加えて、歯石自体も表面がザラザラしているため汚れが付きやすくなっています。
また歯石の下に虫歯が隠れていることもあります。
②これ以上歯石をつかないようにする
③治療を円滑に進める
歯周病・歯茎の腫れだけでなく、これらのためにも歯石取りは重要なことと言えます。
歯石と食べ物の関連性まとめ
おおもとの原因である食べ物を食べなければ歯石はつかない・・・ということは決してありません。
いつも通りの生活をし丁寧に歯を磨くことができれば、歯石は付着量を減らしたり、防ぐことができます。
歯磨きの癖や磨き残しは、自分ではなかなか気が付きにくいので、歯医者で歯磨きのコツなど江東区住吉の渡辺歯科医院スタッフへお気軽にお尋ね下さいね 😀