②【歯周病】自分に合った歯磨き粉(歯磨剤)のお話
- 2022年6月8日
- 歯磨き粉
皆さん、こんにちは 😀
前回に引き続き、歯磨き粉(歯磨剤)の特徴や種類、個人個人に合った歯磨き粉をシリーズでご紹介できたらと思います
今回は皆さん聞いたことはあると思います【歯周病】に特化した歯磨き粉についてご紹介しますね♪
歯磨き粉って沢山種類もあって悩む方もいらっしゃると思いますが、「こういうのもあるんだぁ~」と良かったら参考にしてみて下さい◎
「そもそも歯周病って何??」
一言でいうと、歯を支える歯ぐき(歯肉)や骨(歯槽骨)が壊されていく病気です。
昔は「歯槽膿漏(しそうのうろう)」とも呼ばれていましたが、これも歯周病の中の1つです。
いくらキレイな歯や被せ物をしていたとしても、歯を支える土台が崩れていくと折角の「きれいな歯」や「治療した歯」も虚しく、抜歯になることもあります 😥
(例えば、基盤がしっかりしていない土地に家を建てるのと同じです。)
歯周病の原因である歯周病菌はほとんどすべての人の口腔内に存在(自覚症状なし)しており、全く特別なものではありません。
特別なのはその患部の場所です。
口の中の、しかも歯周ポケットの底という非常に手の届きにくい場所で繁殖しているということが問題なのです。
歯周病が進行してくると歯茎が腫れて膿んできますが、これは腕や足を怪我したとき不潔なままにしておくと化膿してくるのと同じです。
でも、腕や足の怪我が何年も治らないということはありません。
傷口をすぐに洗浄し、不潔なままにしておくことがないからです。
基本的な歯周病の治療は、原因である歯石(歯垢が時間とともに固くなったもの)を取り除くことが一番重要なのですが、そうなる前にご自身でのホームケアで予防できたら良いですよね。
↑ ※歯周基本治療(歯石取り)の前と後
歯垢が歯石へと変わり始めるのは、大体2日目からと言われています。
そのまま放置していると確実に歯ブラシでは取れない歯石へと化してしまいますので、どれだけ日頃のブラッシングが重要かなんとなぁ~くご理解頂けたのではないでしょうか?
しかし歯周病は感染症の一つなので、歯磨き粉なしのブラッシングだけでは歯周病の抑制は難しいです。
そこでプラスα、薬剤の効果などもほしいところですよね 😉
当院で一番おすすめしているのはコレです♪
【SP-Tジェル】
●歯肉の防御力を高めて歯周病を防ぐ
●無研磨ジェルタイプのハミガキ
●ジェルタイプなので仕上げに歯肉のマッサージにもおすすめ◎
●IPMP配合なので普通では届かないバイオフィルム(細菌のバリア機能)の下の歯周病菌にも効果的◎
4つの薬用成分が歯周病の発症を防ぎ、弱った部位を
やさしくじっくりみがける無研磨ジェルタイプのハミガキです。
- 【アイテム】医薬部外品
- 【 用 途 】歯周病・成人
特長
- 4つの薬用成分を配合し、歯周病を防ぎます。
・酢酸トコフェロール(ビタミンE)配合で歯肉を防御します。
・トラネキサム酸配合で歯肉の炎症、出血を抑制します。
・β-グリチルレチン酸配合で歯肉の炎症を抑制します。
・イソプロピルメチルフェノール(IPMP)が、バイオフィルムの内部まで浸透・殺菌します。
- ラウロイルサルコシンナトリウムが浮遊菌を殺菌し、口臭を予防します。
- フッ化ナトリウムを1450ppmF配合。再石灰化を促進し、ムシ歯の発生と進行を防ぎます。
- 粘性の高いジェルなので、歯肉や歯周ポケットに薬用成分が長くとどまります。
- 弱ってきた部位をやさしく、じっくりみがける研磨剤無配合組成です。
※ 歯周病は歯肉炎・歯周炎の総称です。
おすすめポイント
バイオフィルムへの浸透・殺菌力にすぐれた、無研磨ジェルタイプのハミガキ。
粘性の高いジェルなので歯周ポケットに薬用成分が長くとどまります。
用法・用量
適量をハブラシにとり、歯及び口腔内を清掃し、また歯ぐきをマッサージしてください。
今回は【歯周病予防】に特化した歯磨き粉のご紹介でした。
他に気になった事などございましたら、江東区住吉の歯医者、渡辺歯科医院のお気軽にスタッフへご質問下さい♪
次回は【ステイン(着色)予防】の歯磨き粉についてお話出来たらと思います。
最後までお付き合い頂きありがとうございました