根っ子の治療に大活躍!マイクロスコープのお話。👀
- 2022年8月25日
- お知らせ
こんにちは! 😀
みなさんは、歯医者さんで特殊な機械を使って治療をされたことはありますか?👀
今回は普段あまり目にする事の少ない、【マイクロスコープ】という機器がどの様な物なのかご紹介したいと思います。
〈 ☝ 左上に写っているのがマイクロスコープ 〉
「マイクロスコープってなに?」
マイクロスコープとは、4倍から20倍までに拡大し、肉眼では見えないものを観察できる歯科用顕微鏡です。
はっきりと患部が確認できることで、従来のレントゲン画像を参考にしながら歯科医師が「経験と勘」だけを頼りに行う治療と比べ、むし歯や汚染物質、歯石などの取り残しを防ぐことができます。
《ルーペとマイクロスコープで見え方の比較》
※因みに、歯周病の細菌を見たりする場合は「位相差顕微鏡」というものを使いますが、歯科治療に用いるマイクロスコープは、それとは別の「実体顕微鏡」と呼ばれる種類のものです。
・治療の精度が高まる
肉眼では捉えきれない部位も拡大視しながら処置できるので、より精密な診断・治療が可能です。
・患者さんの負担を軽減する
患部の削り残し・削り過ぎ、どちらも防ぐことができます。
むし歯を取り切れなければ再発しますし、歯を削りすぎると歯が弱くなる原因になります。
また、治療時間の短縮にもつながるので、患者さんの負担が軽減します。
・治療の可能性が広がる
マイクロスコープで拡大視することで、これまで細部の確認が難しかった部位も確認することができるため、治療の可能性が広がります。
〈 ☝ 噛む面から穴をあけて覗いた写真 〉
歯の中で神経の通っている「根管」にむし歯菌が感染すると、根管治療で神経を取り除いて根管内をきれいにしなければなりません。
ですが、根管はとても狭く複雑に入り組んだ形をしているため、神経を取り切れないことがあります。
根管中は肉眼で見ることができないため、かつてはレントゲン写真を見ながら、経験や勘を頼りに治療を進めるしかなく、神経や細菌が残ってしまうことがありました。
しかし、マイクロスコープで根管内を詳細に観察することが可能になると、細部まで丁寧に治療ができるようになり、治療の成功率は飛躍的に向上しました。
今回は【マイクロスコープ】のお話でした。
院内で使う機器を知っていただき、少しでも安心して頂ければ幸いです♪
マイクロスコープの治療が気になる方は、江東区住吉の渡辺歯科医院にお問い合わせください。